先日から世間を騒がせている年金2,000万円問題。
最近は、徐々に沈静化し始めているみたいですが、そもそも政府とマスコミが「2,000万円」という部分ばかりに集中するから、本当に大事なことがうやむやになっている気がします。
年金問題の本当に大事な部分
本当に注視すべきことは、金額うんぬんよりも自分の老後の資金を、国や年金に頼らず「自身で把握する必要があるのでは？」という点です。
そもそも「月額いくら」で生活するかなんて、統計上の平均値はあるものの、生活スタイルにより個人差があります。
だから、金額どうこうより各自で老後資金の見直しを進めましょう、というメッセージであるはずなんです。将来に向けて自分でコントロールできる部分もあるし。
とは言え、今回のように、未来のお金事情に警鐘を鳴らすこと自体は必要な事だと思います。
結果、ダイレクトに「老後に〇〇〇〇万円足りない！！」の形で示したことで、より多くの国民が老後資金を意識したのは事実でしょうから。
資産は自分でコントロールするもの
年金が足りなくなるうんぬんもありますが、そもそも、自分の資産は自分でコントロールできる状態でいたい。私の場合は、そういう理由から投資や事業をしているのです。
将来、誰かから貰うことが当たり前、という考えでいるのは、とても危険な気がしませんか？
もしかしたら、実際はなんとかなっちゃうのかも知れませんが、将来なんて誰にも分らないものです。だからこそ、自分でできる備えはしておきたいと思うわけです。
自分で始めた事は自己責任です。国や会社を責めるわけではなく、自分の決断に責任を持つという意味でも、その方が納得した生き方できそうじゃないですか。
投資は何から始めたらいいのか
これを機に、自分の資産について考え始めた人も多くいるのだと思います。
しかし、「将来やばい」って思ったところで、何から始めていいか分からない。そんな人も多いのではないでしょうか。
今の世の中、簡単に始められることはたくさんありますよね。株式投資にFX、もちろん不動産投資もそうだし、投資信託もあります。
ましてや、税金面で優遇される「つみたてNISA」や「確定拠出年金」など、選択肢は幅広くあります。
けれども、選択肢が多い今だからこそ、まず最初にすべき事はライフプランを作成することだと思います。ライフプランを作り、そこにいつ、どのぐらい、何にお金が必要になるかなど、肉付けしていきます。
参考記事 ⇒ ライフプランって何ですか？？
予めプランがあるからこそ、投資をする目的やゴールだって明確になるわけですよね。
プランがあると、途中で投げ出しにくくなりますよ。投げ出さない、つまり「資産が増え続ける」ということです。
投資はスタイルにもよりますが、時間を味方につけて資産を膨らませていくものです。
目的やゴールも決めずに始めた場合、途中で辞めちゃったり業者のカモになる可能性が高くなります。なぜかというと、軸が決まらず儲け話にふらふらするからです。
自身のお金事情を知りプランを作ったら、いよいよどんな投資をするか選択する番です。
個人的には、時間と資産があれば全部やってみる。それから、自分に合うのを見つけるのがいいと思います。
とは言え、なかなかそうもいかないでしょうから、自身の許容範囲内でリスクを取れるものから始めてみてはいかがでしょうか。
