不動産投資と言っても色々種類あるんですが、今回はサラリーマンで実践している人が多い「区分マンション投資」について考えてみます。
買ってしまった区分マンション、うま味はある？？
マンションやアパート１棟に比べると、手軽に始められるし、都内の人気エリアであれば高く売却できる可能性もあります。
・・・という営業トークで始めた人も多いのでは？
以前、区分の注意点などをブログに書きましたが、ぶっちゃけ買ってしまったし、、実際どうなの？？って部分に触れたいと思います。
結論から言うと、銀行からお金を借りてマンション投資（区分）を始めた場合、完済するまでの間はほぼ利益出ない方が多いです。
もちろん、自己資金を多めに入れたとか、相場より安く購入した。あるいは家賃高めで入居が付いたなどであれば利益が出るかも知れません。
けれども、相場価格のマンションを全額ローンで購入した場合は、返済中は利益無し、むしろ税金や経費でマイナスになることもあるでしょう。
せっかく副業と思って始めたのに、、、投資としてうま味が全くないのか？実は、、、そんなことは無いと私は思います。
確かに月額で利益を出すことは難しいかも知れませんが、〇〇年後の収支で考えると利益を残せるんです。
まあ、相場より高い価格で買わないなどの条件はありますが。
いい条件で、いい場所に、いいタイミングで買えば、資産運用として十分メリットを受け取れる投資です。
資産運用としての具体的なメリットは？！
仮に、3,000万円の中古マンションを、ローン30年で買ったとしましょう。
イメージし易いように、30年間は収支がプラスマイナスゼロとします。家賃収入で返済や経費をカバーしている状態ですね。
この状態で30年後、購入した時と同じ資産価値であったらどうでしょうか？購入した時が3,000万円で、30年後の価格も3,000万円。
・・・という価値であったら、ほぼ家賃収入で3,000万円の不動産を取得したことと一緒ですよね。30年かかるのですが。
持ち出し無しで3,000万円手に入れた状態とほぼ同じということです。
現実は、家賃の下落や空室発生、修繕など諸々経費がかかるのでこの通りにいかないかも知れません。
経年や30年後の市況もあるので、仮に2,000万円くらいの価値かも知れません。それでも、ほぼ持ち出し無しで資産を得るという考え自体に変わらないですよね。
だから、この投資の醍醐味としては、〇〇年後も資産価値が落ちないような物件を見つける事だと思うし、そんな物件であれば十分投資する価値があると思いませんか？
しかも30年後に売却しなくてもいいわけですし。所有し続ければ、家賃収入から経費を差し引いた分が手元に残ります。
ローン返済は終わっているので気にしなくていいですしね。
それでも賛否両論ある区分マンション投資・・・
ざっと、区分投資のいい部分を書きましたが、それでも賛否両論あります。
不動産投資は１棟ものしかうま味がないとか、区分投資は儲からない投資など、専門家の大半はそのような意見だったりします。
その一面は否定できませんが、自分のゴールや得られる結果がどこにあるかによって成否が変わるものだとも思います。
専門家や専業大家で、マンション１棟投資などを実践している人は、毎月の利益に重点を置いていたりするし。
サラリーマンで区分投資をしている人は、退職後の老後資金として考える人が大半だったり。
ライフスタイルや欲しい結果によって違うので、一概にどっちが良いとも言えません。
今回の私の結論を言うと、「区分マンション投資」は、場所や間取り、購入金額などを見誤らなければ、老後資金の助けに十分なり得る投資だと思います。
確かに、本当にうま味が出るいい物件は、すぐに売れてしまうしネットや表には出てこないことも多い。
それでも、勉強しながらその希少な物件を探して始めるのが、投資の醍醐味であり賢明な投資でもあるのかなと思います。
投資は焦る事はありません。煽られて買うことも無い。
それより、自分が得たい結果をはっきりさせて、納得がいく物件で始める事が最も大切です。
