資産運用って本当に必要!?
少し思い出しみてください。
小学校に通い始めて中学、高校生活が終わるまでに「資産運用」という言葉自体、聞いた事がありましたか?もしかしたら、大学卒業するまで。
もしかしたら、学校では一度も聞く機会がないんじゃないかな。家庭においても、会話にほとんど出てこない言葉じゃないかなと思います。
私の感覚で言うと、現在30~40歳の世代は「とにかく貯金をしなさい」と親や学校から教わり、その理由も分からずにひたすらお金を貯めてきたのではないでしょうか。それはそれで、間違いでもなく大事なことなのですが。
問題なのは、一度も疑うことなく貯金だけが唯一の最善策だと信じ続けていることかと思っています。
貯金って何のためにするの?
お金を増やす方法って貯金しかないの?
なんで貯金ばかりしているんだろう。。。って大人になってからふと疑問になったことはないでしょうか。
貯金の事しか知らないとそれが正しいとしか言えなくなるのは当然。他の方法は、そもそも知らないし知らないから危険な気もする。貯金が一番で、それ以外は博打と同じだ、という考え方が出てくるのも無理はありませんね。
あなたは、貯金以外にお金を増やす方法を知っていますか?
実は貯金も資産運用の一つ
意外と知らない人が多いのですが、貯金って資産運用の一つなんですよ。皆さんが銀行にお金を預けると、その見返りとして利息を受け取っているんです。利息を受け取るという事は、お金が増えているってことですからね。
しかし、利息と言っても今の時代はメガバンクで大体0.001%ぐらい。10年定期とかで0.01%。仮に100万円預けても年間で100円の利息です。
それは「資産運用」って言ってもピンとこないですよね。笑
確かに、今から30~40年くらい前。我々の親が働き盛りの時代は、郵便局に定期預金で預けると年利6%もらえる時代があったんです。
6%は大きいですよね。今じゃ考えられない利息です。だって、100万円預けたら1年間で6万円得られる訳ですから。
しかも、当時は銀行や郵便局は破綻するはずがないと信じられていましたよね。それは皆さん貯金に走るわけですよ。我々はその親世代の子供ですから、何の疑いもなくひたすら貯金に走ってしまうのも理解ができますよね。だって、貯金以外何も教わってないんですから。
けれどそんな黄金の時代から40年が経った今、世の中はどう変わりましたか?
普通預金の利息は0.001%。銀行に預けてもリターンはほとんどなし。リーマンショックで破綻する金融機関や統廃合があったり。
それでも銀行に預けることだけが正解だと思いますか??
時代は確実に変わっています。大人になったらその変化について誰も教えてくれません。少しでも資産運用について触れる機会があったら、一度真剣に調べてみることをお勧めします。
貯金とインフレリスクってどういう関係
資産運用について調べた事がある人は「インフレリスク」という言葉を聞いた事があるかも知れません。「インフレ」については、安倍政権でもしつこく言っているのでご存知かと思います。
簡単に言うと、モノ・サービスの価格が上がり続けることです。
例えば「今まで120円で買えたジュースが150円出さないと買えなくなった」という経済の動きのことです。最近では、食料品の値上げがよく話題になりますよね。
インフレで知っておかなければならないことは、
「物価が上がる = お金の価値が下がる」
という方程式です。物価が上がるという言葉の裏側には「お金の価値」が下がるという意味が含まれています。さっきのジュースの例を見ても分かりますよね。
「昔は120円でジュースが1本買えたのに、今は150円じゃないと買えない。」
つまり、ジュース1本を買うのに、より多くのお金を支払わなければならなくなったと言えます。そして、これは支払いだけではなく貯金している場合も同じなんです。
仮にあなたが金融機関に100万円を貯金しているとして、10年後にこの100万円が今と同じ価値であるでしょうか。基本的にインフレは、経済が活性化されると加速されると考えられています。
人件費が高騰し原材料が上がり、物流のコストが上がる。すべてあなたが購入しようと思う商品・サービスに上乗せされますから、インフレが起こることは想像しやすいはずです。
今の100万円が10年後にいくらの価値であるか正確に読むことはできません。しかし、今より価値が下がっている可能性は非常に高いでしょう。
それであれば、100万円預けて毎年100円しか増えない金融機関より、年利数%増える可能性に懸けた方が賢明だと思えるでしょう。あなたが知らないだけで、年利数%増える選択肢は世の中たくさんあります。
年々価値が下がるのを眺めて過ごすのと将来のために賢く運用することと、どちらが賢明でしょうか。
よかったら一度考えてみてください。