ファイナンシャルプランについて

【重要】家を買う前にライフプランが必要な理由 〜その③〜

今日は「家を買う前にライフプランが必要な理由」の第3回です!

 

前回のブログでは、家を買ったら貯蓄がゼロになってしまうケースのお話しをしましたね。頭金と諸費用など支払ったら、貯蓄がゼロになったというお話しです。

え?
でも、家を買う時って頭金と諸費用は必要になるものでしょ??
 
「貯蓄から出すのが当たり前じゃない!」
 

という声が聞こえてきそうですが、
結論から言います!


正解です!
その通りです!

 
どういうこと??
 
 
最近は、頭金「0円」でローンを組む例もありますが、通常は頭金を2割程度入れるものです。頭金を入れると、毎月の返済額が少なくなり毎月の負担が減りますよね。

金融機関にとっても、貸し倒れリスクが減りあなたへの信頼度も上がります。

しかし、その頭金。

貯蓄額の全部を入れて貯蓄「0円」になってしまったら、、、生活で万が一の事態が発生したら不安ですよね。


なるべく頭金を多く入れて、毎月のローン返済額を減らすという考えもありますが、、、

貯蓄がゼロになるまで住宅資金に貯金を突っ込むのは、絶対にオススメしません!

では、前回のAさんのケースでは、どういう選択肢があったのか見てみましょう!

前回のブログはこちら⇒【重要】家を買う前にライフプランが必要な理由 〜その②〜

 
 
<Aさんの例>
勤続10年
年収500万円
会社員A
現在32歳、退職まで28年
妻と子供2人(5歳、3歳)の4人家族
貯蓄400万円、ローンや負債なし
3,000万円の建売住宅を希望

まず、ここでの目的をはっきりさせておきましょう。


目的はAさんの例で、

「住宅購入において、貯蓄を残しながら無理のない返済プランを立てる」。

これが目的です!


これを達成するためにはどうしたら良いのか??
私の提案はこうです!

 
貯蓄400万円のうち、頭金100万円、諸費用100万円の合計200万円を購入資金に充てる。そして、残りの貯蓄200万円は手元に残しておきます!
 
そんなことできるの??
頭金ある程度入れないと、融資おりないんじゃ。。。
 
融資がおりるかおりないかの判断は、金融機関により異なります!

Aさんの支払能力、不動産の評価、金融情勢が考慮され、頭金1割欲しいという金融機関もあればゼロ円でも良いというところもあります。

 
しかし、頭金をいくら入れるかによって「金利」を再計算したり、貸し出す条件に「定期預金を組むこと」などとされる場合もありますので確認が必要です。

いずれにしろ、「自分は手元に資金を残す」というスタンスを守り、その理由と狙いを説明できた方が良いでしょう!
 
気になるのは毎月の返済額ですが、概算例でいくと以下の通りになります!
 
 
2,700万円借りた場合 : 86,900円
2,900万円借りた場合 : 93,300円
 
*差額は、6,400円
 
 
頭金100万円入れて2,900万円を借りる場合、月額6,400円の支払が増える計算です。
 

しかし、
一方で、
 
手元に貯蓄200万円を残している状態ですから、ライフプランにおいてリスク対策ができるようになります

「いやいや、負担が6,400円も増えてもらっちゃ困る!!」

「ただでさえ家計がギリギリなのに」
 

ちょっと待ってください!確かに毎月6,400円の増額は少なくないかも知れませんが、、、
 
住宅ローン組むと家計がギリギリ?? 
6,400円の増額で家計が破綻??
 
だとすると、、、
 
そもそも、その住宅購入する計画自体が間違っている可能性あるかも知れません!!

または、普段の家計において改善すべき部分があるのでは??

 
根本的な見直しが必要かも知れません!
 
 
その場合、購入してしまう前に家計の診断は必須であると考えます。

ちなみに、この手元の200万円!あなたが、またゼロから貯金するとなると何年で貯める事ができますか?

 
また、

この200万円を金利3%の金融商品で運用したら、毎年いくらの利益になると思いますか??

 

その辺りのお話は、またどこかの機会でしていきたいと思います!