住宅購入について

何がデメリット!?新築・中古住宅を買う前に知っておきたいこと

新築、中古住宅ともにメリットがある一方、デメリットもあります。

どんなデメリットがあるか、ざっと見てみましょう。

新築住宅のデメリット

①エリアが限定される

新築住宅でも、マンションと戸建てで分かれるのですが、新築が建設される地域って、空き地だったり古い建物の跡地だったり、、、概ね限定されますよね。

さらに戸建ての場合は、利便性が高かったり人気がある土地は、既に建物が建っていたり、そもそも売りに出ていなかったり。気に入る土地をぴったりの条件で見つけるのは結構大変だったりします。

 

その点、中古住宅は、自分の好きなエリアで探すと意外と見つかるものです。特にマンションなどは、首都圏の市場が活発なので、お気に入りのエリアで住居が見つかりやすいです。

以上のように、「エリアが限定される」という点は、デメリットと感じるかも知れません。

②価格が高い

中古住宅のメリットで書きましたが。

「価格」。。。これは鉄板の理由でしょう。

 

新築住宅って、物件価格にどんな費用や利益が上乗せされているか見えづらいですよね。もちろん、営業は教えてくれるわけないでしょうし。

自分で適正価格を知る努力が必要かも知れません。そうでなくても、中古に比べ価値が落ちていない分、新品なのですから価格は高額です。

当然ですが、価格が高いってことは、ちゃんとシミュレーションしないと返済が大変ってことにもなりかねません。念願の新築買ったはいいものの、返済で苦しい思いをするっていうのは元も子もありません。

「資金計画」と「購入後のシミュレーション」。これは絶対に購入前にやるべきマストなことです。

 

特に、新築の場合は「新築」という言葉に乗せられて、ちょっと背伸びをした買い物をしてしまう場合があるので、十分気を付けてください。「このぐらい大丈夫」というどんぶり勘定だと、後が怖い場合がありますので。

③瑕疵や欠陥が見えにくい

この点は、結構シビアですよね。瑕疵や欠陥って、築後10年程度経たないと見えてこない種類のものがあります。

イメージとして、、、新品の場合、表面は綺麗に覆ってあるので内部まで見えない事が多いですよね。建築関係のプロならちょっとした異変で気付くかも知れませんが、素人が気づくのは、欠陥が表面に出てきた時です。

 

これが築10年以内に出てくるかというと、そうでない場合が多い。

新築の場合は10年間の瑕疵は保障されるのですが、気付くのが10年目以降であったら、意味ないですよね。瑕疵があれば、それを修復するのに結構な費用がかかりますから。種類にもよるのですが。

なので、新築を買った人こそ、10年間の間に修繕にかかる費用は十分貯めておいた方がいいと思います。

 

では、逆に中古住宅のデメリットを見てみましょう。

 

中古住宅のデメリット

①設備が古い

これは、当たり前のことなのですが、、、築年数に応じた設備しか使えない場合が多いですよね。

たまに、フルリノベーションなどしている物件もありますが。一般的に設備は現状のものを使うことになるでしょう。または、自身で設備を変えるって選択肢もありますが、費用はある程度覚悟しないといけないでしょう。

最近の住宅では、太陽光や蓄電設備などを設置して、光熱費のランニングコストをゼロに近づける住宅もあります。中古住宅では、それは相当な投資をしないと難しいでしょう。

高額な新築を買って光熱費を限りなくゼロに近づけた場合と、安価な中古住宅で光熱費を普通に支払う場合との生涯コスト、これを比較するのも面白いかも知れませんね。

②老朽化が早い

何年経過した住宅を買うかにもよりますが、前オーナーがきちんとメンテナンスをしていなければ、建物の劣化は早いでしょう。買う時は、ある程度化粧された状態の中古住宅を買う場合が多いので、気づかないかも知れません。

しかし、年数が経てば経つほど劣化は進むので、その対策は新築を買う時以上に考えておいた方がいいでしょう。例えば、柱が朽ちているなど、目に見えない部分で劣化があった場合、新築では考えられないレベルの出来事でしょう。

そうすると修復の費用もかさむことになります。なので、中古を購入する時は、お金をかけてでもプロの人に一度見てもらうことを考えてもいいかも知れません。

③金融機関の評価が付きづらい

新築の場合、融資をする銀行は評価がし易いです。理由は、年数が経過していないので、建物の自体に価値が見込めるからです。その分、建物を担保にお金を貸しやすいということですね。

しかし、中古住宅であれば、それが難しい場合があります。特に、木造などで築何十年と経過していれば、建物自体の評価が限りなく低くなります。

そうなると、銀行も融資しづらくなりますよね。建物に価値がないとみなすわけですから、誰かに融資をして返済が滞った場合に、建物を売ってお金を回収する、という手立てが取りづらくなります。だって、建物に値段がつかないんですから。

以上の理由から、新築買った人に貸すより融資は慎重になるでしょう。まだ、土地が魅力的であったら話は別なのでしょうが。

 

そんなこんなでデメリットを書いてみましたが、何かしらの気づきを得られましたでしょうか。

新築・中古、それぞれのメリットデメリット並べてみて、よく吟味することをお勧めします。

 

福井