今日は住宅を買うときのお話しをします。
最近、不動産のチラシで「頭金ゼロで家が買える」という文句を良く見ます。
頭金ゼロ?
とは、どういうことなのでしょうか。
まず「頭金」って何、、、??ですが、
これは住宅や不動産を買うときに、あなたが支払える「現金」のことです。
例えば、マンションを住宅ローンで購入する場合を見てみましょう。
マンション価格:3,000万円
頭金がゼロであれば、3,000万円満額を住宅ローンで借りることになります。
しかし、あなたが現金(頭金)500万円を用意すれば、
3,000万円 – 500万円 = 2,500万円
借りる金額は2,500万円で済みますね。
この、ローンではなく「現金」で補う部分が頭金です。
めちゃくちゃ簡単な説明でしたが、分かりましたか?
話しを元に戻すと、では「頭金ゼロで買える」というのは、
一体どういうことなのでしょうか?
普通は、住宅をローンで購入する時、金融機関(銀行など)から、
頭金を求められます。
だいたい物件価格の1割~2割が相場とされていて、
頭金が多いほど借りやすくなります。
では、この1割~2割の現金が不要というと、
どんな事が起きるのか。
一番あなたに影響するのは、毎月の返済額です。
当たり前だけど、借りる金額が多いとその分返済額も大きくなるのは、
分かりますよね。
仮に、3,000万円と2,500万円を金利1%、返済期間30年で比較すると、
<3,000万円の場合>
月々の返済額:約96,000円
返済総額:約3,470万円
利息総額:470万円
<2,500万円の場合>
月々の返済額:約80,000円
返済総額:2,890万円
利息総額:390万円
月々の返済額に、16,000円の差が出てきます。
また、
3,000万円満額を借りた場合は、2,500万円の時にに比べ、
結果、利息を80万円も多く支払うことになります。
あなたの返済シミュレーションによりますが、
16,000円の差額は結構大きいですよね。
年間約20万円のキャッシュアウトですからね。
ましてや、利息分の80万円って大きい金額ですよね。
しかし、影響が大きいのは実は他にもあります。
これが最も大きいと言えるかも知れません。
それについえては、次回以降にお話ししますね。
福井