よく「収入を上げる」か「支出を抑える」かの議論が書籍でも取り上げられたりしてますよね。そもそも、あなたがサラリーマンなら収入を上げるなんて、出世するか転職する以外になさそうですよね。副業禁止している会社ならなおさらでしょう。
では、もし、あなたがサラリーマンの妻で専業主婦ならどうでしょう。普通に考えれば、収入を増やすことはパートに出るか就職するかでしょう。子供がいる家庭なら、就職して朝晩働くのは結構な覚悟がいります。パートも、扶養内に抑える事を考えたり厚生年金保険の対象にならない範囲で働こうとしたりしますよね。
結局、日本で思ったように収入を上げるのは雇われている以上なかなか難しいと思うわけです。
それならば、支出を徹底的に抑えるのか。手元のキャッシュを増やすには大原則な方法ですが、それでも限界がありますよね。収入が増えない事にはなかなか満足いく状態にはなれないかも知れません。ほんと、未だに副業禁止している会社とかもみると、日本はこのままでいいのかって思ってしまいます。
副業とか禁止せずに個人のキャッシュ増やした方が、消費が増え経済が循環し潤うはずなんですがね。大企業が率先して進めても、中小まで浸透し難いのが現状でしょう。
このように、普通に考えると八方ふさがりな状態になってしまうんですけど。一つだけ、いい方法があるかも知れません。
但し、奥様が専業主婦かパートタイマーならばという条件が付きますが。それは、自分たち(夫婦)で事業を起こすということです。
事業って聞くと大それたこととイメージするかも知れませんが、自宅でネイルサロンを開いている個人。アクセサリーを作って販売している人。小規模でも何かしらの財・サービスを提供し、対価(お金)を得ていたら、それはれっきとした事業です。
じゃあ、一体どうやって事業を始めるのか。僕の持論ですが、ずらずらと書いてみますね。
自分の能力を棚卸しをする
自分に売るものがないと思っている人は、自分に何ができるか。まずは能力の棚卸しから始めてみてください。否定などせずに、何でもいいので、自分が得意なものや人から褒められた経験があるもの、とにかく思い出すだけ書き出してみてください。
しかし、注意が必要で、この作業をやるだけやって満足しちゃう人がたまにいます。この作業はそんなに時間をかけちゃだめで、ただ自分の可能性を知る作業だと思ってください。
棚卸しの方法ですが、自分の過去を振り返ってみるだけです。例えば「留学経験があって英会話が人よりできる」とか「英語学習のコツを知っている」など。もし、あなたにこのような能力や経験があるのであれば、人を集めて英会話教室を始めるのもいいかも知れません。
「教室まではちょっと。」という場合は、単発のセミナー形式で始めてみてもよいかも知れません。1人数千円の会費にして2~3時間のセミナーを開催するのです。時折、ネイティブの人にゲストで来てもらうのもいいでしょう。
他の例だと、料理が得意とか。キャラ弁などSNS映えするお弁当作りが上手だとしましょう。これを毎日ブログやtwitter、インスタやFacebookなどで更新してください。フォロワーや読者、ファンが増えた段階で「簡単!キャラ弁の作り方教室!」なんてものを、自宅または場所を借りて開いてみるのもありですよね。
これだって、SNSでお客さんを集めるわけですから、わざわざ広告費を出してどうこうする必要ないです。あなたができることを棚卸しした結果です。まずは、やってみて楽しめるものからでいいと思います。
ただその時に、自分だけじゃなく他の人も「楽しめる」「喜ぶ」という確信が持てるなら、なお良いです。それが見えれば、きっと事業として継続できるかも知れませんね。
自分ができることから始める
事業を始めると言うと、いきなり大金を借金して店舗構えて、運営費や広告費かけて、、という人がたまにいます。もちろん、そういうプランを決めていて構想がある場合はいいかも知れません。
しかし、個人ベースで着実に息の長い事業を考えると、最初からリスクが大きすぎます。資金が潤沢にあるなら別ですよ。そうでない場合、大抵はそうではないと思いますが、スタートは小さくリスクを最小限に絞って始めることをお勧めします。
私は、過去にあのホリエモンが言っていた、ビジネスにおけるの4つの大原則。今でもこれらが大事だと信じています。
<ホリエモンのビジネス4原則>
1.小資本で始められる
2.在庫がない
3.利益率が高い
4.毎月の定期収入が確保できる
商品を作り在庫を持って販売している方には、当てはまらない部分もあるかも知れません。しかしそれでも、非常に参考になると思いませんか??
特に「1.小資本で始められる」については今の時代にかなりマッチするんです。だって、今の時代何かを売るとなると、インターネットやSNSが不可欠でしょ?
ネットがあれば自分の商品を広告費かけず、宣伝から販売までできちゃうわけです。やり方によっては、自分の持ちだしがほぼ無い状態です。こんなリスクゼロの時代なのですから、いつでも始められるわけです。
自分に売る商品や提供できるサービスがあるなら、この手法を使わない手はないと思いませんか?
最後に、なかなか事業を始められない人が陥る罠を説明しましょう!
形式的な事は後回し!まずは始めてみる
形式的な事を意識するあまり、何も始められないでいる人。実はこれ、すごく多い気がします。よくありがちなのが、売上げの見通しもたってないのに
「開業届けはどうすれば?」とか
「事務所は構えた方がよいか?」
「あの分野をもっと勉強した方がよいのでは?」
など。形式的な部分から埋めようとする人が多いんです。
なんか、自分が失敗する事が怖くて、やらない言い訳を挙げているようにも聞こえますよね。まあ、これは、実際に過去の僕なんですけど。笑
これって非常にもったいなくて。形式的な事を進めたからって、売上げが発生するわけじゃないですよね?やった気になっているだけ。
辿り着きたい身近なゴールは「ゼロ」から「1」を作ることなのにあえて遠回りしようとしている。これは、やはり言い訳の何物でもないでしょう。
なので、言い訳や形式的なことを重視するよりも、まずは1件。受注することに注力した方がいいです。欲しい結果はより多く受注することなんですから。
「ゼロ」から「1」を発生させることはエネルギーがいります。色んな方が書籍でも言っています。僕も過去からの経験ですごくそれは思います。途中、うまくいくことばかりではないですが、一度「ゼロ」から「1」に進んだらその先はトントンといきやすくなります。形式的な事は、それからでもいいでしょっ!?って思ったり。笑
お客さんがいて対価(お金)を得ることがあれば、それは事業として1歩進んだことになります。そう、もう始まっちゃったことになりますね。
そうなってから、収入はどのように確保するか。どうすればもっと利益を出せるのかなど、考えてもいいんじゃないでしょうか。行動しながら次の手を考える。まさにこんな感じかと思います。それもこれも、旦那さんはサラリーマンで柱の収入がある。
奥さんは専業主婦で、副業どうこうの縛りがない状態だからこその特権かも知れません。もし、あなたが専業主婦で夫の扶養がどうこうって心配されるなら、私の過去のブログ ⇒ 「扶養に入るってそもそも何!?」
も読んでみてください!
福井