家計術・お金の管理

夏休みの精算は、その月内に終わらせた方がいい理由

夏休みが終わり、仕事復帰している人も多いのでは?

家族サービスに仕事にと、そんな忙しい世のお父さんがこの時期率先してやらなければならない事があります!何だと思いますか?

それは、夏休みの「精算」です。

 

夏のボーナスが入ると、夏休みに家族で海外旅行したり旅先で想定外の買い物するなど、とにかくお金を使いますよね??

「すべて事前の予算内で間に合っている」とか「貯蓄に余裕がある」などの場合はいいかも知れませんが、全く想定外の支払いをした場合は要注意です。

例えば、とりあえずすべてクレジットカードで支払った、とか自分のお小遣いから支払いをした。家族共有の財布から支払いをした、などなど。これら支出の出どころが曖昧の場合は早めに把握して対策すべきです。

クレジットカードで支払った場合は、通常は翌月に引き落とされるはずだし。お小遣い、または家族の財布から支払った人は、その月の家計が大丈夫か確認が必要ですね。もし家計の財布から捻出してたら、その分を補填しないと帳尻合わなくなりますから。

このブログで言いたいのは、この帳尻を合わせる作業を夏休み終わったらすぐにやりましょう!というお話です。まず何から始めればいいのか?以下を参考にしてみてください!

 

「夏休み」特別に支払った分を整理する

「夏休み」の特別支出、たくさんありますよね?お歳暮から始まり、航空券の手配やホテル代、旅先での観光に費やすお金。友人や家族でのバーベキューや、飲み会、暑気払いなどなど。

プラス、、、旅行なら、お土産や現地での食費。食事は間違いなく普段より豪勢になりますよね。まあ、そこケチっても楽しくないだろうし。これらの支出は、想定していたものか否かでその後の家計が大きく変わる場合があります。

繰り返しになりますが、予算内や使っていい貯蓄内で収まるなら全く問題ないでしょう。しかし、もしこれが月々の家計から出しているものであったら・・・想像するだけでも怖いですよね?

そう。帳尻合わせるために補填が必要なのです。

 

では、どうすればよいのか!?「使ったものは戻らないし、しょうがないよね。」実際にこういう方々は結構いらっしゃいます。そのような方々にアドバイスするのもFPの役目です。

まずは、どのぐらい旅行のためにお金を使ったのか、普段の家計からどのぐらい捻出したのかを聞き出します。これらをしっかり把握することが肝心。次のステップは、以下の通りです。

 

クレジットカードで支払った分を知る

上記を参考に、夏休みで特別に使ったお金を把握できましたか?次に確かめるのは、キャッシュフローです。お金の流れですね。

具体的に言うと、現金で支払いを済ませた分とクレジットカード払いの分がそれぞれどの程度あるのか。これを確かめてください。クレジットカード分は、通常、翌月に引き落としですよね。そのため、想定外でカードを使った人は「翌月」の家計に影響します。

想定外のクレジットカード払いを続けると、毎月クレジットカード払いを繰り返すことになる。あるいは、借金がないとやっていけなくなる危険性があります。クレジットカードの限度枠が、自分が使えるお金とイコールと錯覚してしまう。そうなってしまうと非常に危険ですよ。

なので、クレジットカードで支払った金額はその月のうちに、現金を封筒に入れて保管しておきましょう。

翌月の引き落とし日まで、断固使わないと腹を決めてください。その現金がない?そういう人は。。。まず、自分が借金している事を自覚しないといけません。

だってそうですよね。自分が支払える以上のクレジットカードをひと月で使っちゃうわけですから。ただ、改善策はあります。というか、これしか方法はありませんが。クレジットカード支払い分のお金を、作るしかありません。どうやってやるかというと、、、それは、続きをご覧ください!

 

当月中に精算分のお金を作る

サラリーマンの場合は、収入はほぼ毎月一定ですよね。なので、支出をいじることしか方法がないんです。上記のように、クレジットカード分を支払うお金が足りない場合、普段の支出をより切り詰めてください。

結局、この方法しかないんです。切り詰める方法は、私より節約プロが多くいらっしゃるので、ここでは少しだけ。

まず、家賃やローンなどは1、2ヶ月で変えられないし、光熱費もインパクトが出るのは翌月以降です。これらは、数ヶ月から年単位で効果を見ていくのでここでは触れません。

そうなると、最もインパクトが出るのは「食費」「交際費」です。特に交際費は、毎月、数万円単位で出ていくこともあるでしょう。しかも、飲み会などの支出は、1回1回が膨らんでしまうこともあります。1杯だけ付き合うつもりが、2軒、3軒行って結局1~2万円以上使ってしまうことも、あるでしょう。

クレジットカードの精算が非常に苦しい人は、この月だけは絶対に飲み会に行かないようにしましょう。どんな理由付けてでも決め込んでしまえばいいでしょう。もし行ってしまえば、使うつもりがなくても使ってしまいます。どうせ行くなら、ケチケチはしたくないもの。だったら最初から行かない選択肢もあるのではないでしょうか。

行きそびれた会は、次回あなたから誘えばいいんです。余裕がある月にです。その方が、予算も財布もコントロールできるし、誘う側になるとあなた自身の印象も上がるかも知れません。

こうやって支出を削ることで、クレジットカード分の資金を事前に確保しなければなりません。間違っても、翌月支払う分をキャッシングや、再度クレジットカードで補うなんてことは止めましょう。翌月以降に持ち越しても、必ずどこかで帳尻合わせなければならないので。

また、上記のようにクレジットカードで補う癖が付くと、純粋なお金の流れ、収入と支出のフローを正しく見れなくなってしまう家計に陥る可能性があります。つまり、クレジットカードありきの生活になる、ということです。

別に、あなたに貯金や十分な収入があれば心配無用です。もしそうであれば、クレジットカードや夏の臨時支出で悩むこともないでしょう。もし貯金がなく毎月ぎりぎりの中で生活している家計ならば、その月内に帳尻合わせることをするのが必須です!

そんなぎりぎりなのに旅行に行く、遊びに行って大盤振る舞いもどうかと思いますが。家族での楽しい時間のために思い切った行動に出る事もあるでしょう。そのような時は、少しでも月内で帳尻を合わせるという事を心に留めておいてください。

結局、現金払いにしてもクレジットカード払いにしても、財布から出ていくお金は一緒なのですから。記憶から薄れてしまう前に、早めに精算してしまうことが吉です。早速、まずはこの夏休み、特別な支出がどのぐらいあったのか見てみてくださいね。

 

福井