お金の学び

お金を失う恐怖心を無くす 〜その②〜

さて、お金を失う恐怖心を克服する方法ですが、

2つ目は「環境を一気に変える」です。

 

第一ステップで、自分の全財産と月間、年間の収支を把握しました。

このステップで年間収支がマイナス、または貯蓄がほとんどできていない場合、

早期に改善しなければなりません。

 

そもそもお金を失う恐怖心というのは、どういった時に生まれるのか?

一つは、日々の生活がぎりぎりで、暮らすお金が足りないと感じる時。

そしてもう一つは、

何かしらでまとまったお金が必要になり、

そのお金を捻出できないと感じた時に恐怖心が生まれます。

 

ここでは、後者に関係した分だけ触れます。

逆から考えると、まとまったお金を捻出できる状態にすれば、

恐怖心がなくなる可能性が高くなりますよね?

 

 極端なケースを言うと、

「毎月の収入は少ないけど、万が一の貯蓄は十分にある。」

まさに、こういう状態を作れれば良いということです。

 

貯金なので毎月コツコツ積み上げるのが大原則ですが、

それを手助けする良い方法があります。

それが「環境を一気に変える」ことです。

僕は、貯蓄資金の捻出を加速させるには、これが一番の近道だと思います。

簡単な例をお話しします。

 

あなたは、都内人気エリアの新築マンションに、賃貸で住んでいるとします。

妻とお子さんの3人暮らしです。

近所は、高所得者が多く近所付き合いも頻繁にあるとしましょう。

あなたの毎月の収支はざっとこんな感じです。

 

<収入>

40万円(手取り)

 

<支出>

家賃:16万円

保険:1万円

光熱費:3万円

通信費:2万円

食費:6万円

衣服:3万円

養育費:3万円

交際費:5万円

支出計:39万円

 

とてもぎりぎりな生活ですよね。

収支のバランスが悪くなっている原因を想像してみてください。

 

<家賃について>

・手取り40万円に対して家賃16万円

・新築に住んでいる

・都内人気エリア

 

都内でも人気エリアを外すと、同じ間取りで家賃2割減できる可能性があります。

16万円 × 80% = 12.8万円

3万円ほど削減できそうですね。

 

<交際費について>

・食費とは別に毎月5万円の支出

・ママ友と毎週のランチ会

・単価が高いレストランでの食事

 

近所の方々のお財布事情に合わせて行動すると

「思ったより使っていた」という事になりかねません。

見栄や「付き合いで」とは言わず、自分の軸を持ちましょう。

3日の付き合いを週1日にするだけでも全然違うはずです。

人気エリアから引っ越す、またはランチ会を減らすだけでも、

 

5万円 → 3万円 

2万円の削減はいけるかも知れません。

外食の「頻度」で調整してみてください。

 

ざっと、簡単な例を書きましたが、

たったこれらを実践するだけで、月額5万円の削減ができました。

細かく見れば、まだまだありますが、それはまた別の機会に。

次回は、最後のステップについて書いていきますね!

 

福井