不動産投資って「特別な人」にしかできない投資!?
不動産投資って、なかなか手が出せない投資と思っている人が多い気がします。
それは、地主さんとか資金を多く持つ「お金持ち」がする投資というイメージからかも知れません。しかし、実際は、サラリーマンやOLなど、あなたと変わらない属性の人達も始めています。
なぜかというと、一部の賢い人達は、本気で自分たちの将来に不安を抱えていて、早いうちから何か対策をしなければと考えているからです。
年金2,000万円問題がありますが、年金に不安を持つことなんて、だいぶ前から存在してたわけだし、それがたまたまメディアが分かりやすい形で広げたという事です。
だって、「将来、今ぐらい年金もらえるか分からない。」なんて話、若者の街角インタビューとかでよく目にしませんでしたか?そう、誰しもが少なからず心のどこかに引っかかっていた不安であったんだと思います。
話を戻すと、将来を真剣に考えている一部の人たちは、その不安から目を背けようとはせずに、ちゃんと世の中で起こっていることを見ようとしている方々だと思います。
その方々の選択肢の一つとして「不動産投資」があるわけで、何も特別な人のための投資ではありません。
不動産投資のリスクと将来の備えがないリスク
確かに、不動産投資を始めるためには勉強もある程度必要だし、ほとんどの場合、金融機関から融資を受けることになるでしょう。だけどそれって、そんなに大きな壁となる事でしょうか。
自分自身や家族が困らないように作る資産なのですから、将来に対して何もしないリスクを考えたら、今すぐにでも越えるべき壁ですよね。
確かに、あくまでも「投資」なので少なからずリスクは存在します。しかし、何も備えずに過ぎていく時間を優先してしまったら、その方が大きなリスクであると思います。
不動産投資は、ポイントを抑えて、事前のシミュレーションをしっかり行えば、
投資としてのリスクは大幅に下げられる投資です。そのリスクと将来の備えを何もしないリスクを天秤にかけたら、後者の方が大きなリスクです。私はそう思います。
まずは手始めに、「将来への備えを何もしなかった」場合の65歳以降のシミュレーションをしてみてはどうでしょうか。
不動産投資を始める前にすべき!大切な2つの事
事前の勉強もしたし、対象不動産の相場もつかんだ。後は購入するだけ。
いえ、ちょっと待ってください。
私は、不動産投資を始める前に「必ずしてください」といつもアナウンスしている事があります。それは、事前の「シミュレーション」と「貯金」です。
事前の「シミュレーション」は、投資をいつから始めて何歳まで不動産を所有するかを決め、不動産投資単体の収支とあなたのお金全体の収支を計算することです。
仮に、30歳から100歳まで生きるとした場合、結婚、出産、転職、住宅購入、学費の積み立て、車の購入など、人生におけるライフイベントがあると思います。そのライフイベントには出費が発生しますよね。その出費に耐え得る収支でなければ、家計がピンチになることは明らかです。
その家計と不動産投資がどんな結びつきをするか、事前にシミュレーションするわけです。これをするかしないかは、後々への影響が大きいです。
予測するなんて、最初はイメージ沸かないかも知れませんが、時間をかけてでも、起こりうる出費を事前に把握する事に意味があります。不動産投資とは別に、あなたの生涯における家計シミュレーションを作成してみてください。
もう一つマストなのが「貯金」です。「貯金」がなぜ必要かというと、万が一に備えるためです。
不動産投資はリスクは低くできるとは言え、「投資」であることには変わりありません。投資には100%安全という事は、あり得ません。そのリスクを常に負っている事は大前提であります。
万が一のリスク、例えばあなたの部屋を借りている賃借人が退去したとします。その時は次の人が借りるまで、家賃収入を得られない状態になります。融資を受けて投資をしている場合、毎月の返済をストップするわけにはいきません。
こういったリスクに耐えうる状態は、常に作っておく必要があります。この状態を作ることも、投資で失敗するリスクを下げる方法となります。
「万が一こうなった場合は、どうする?」「こんな事象が発生した場合は?」などと、ひとつひとつ、失敗につながる要素をつぶしていく、それが結果、着実に成功する方法であると、私は考えます。
一瞬で成功する方法、大きなリスクをかけて成功する方法など、私は知りません。私が知っている方法は、失敗する方法を知り、その失敗を避けるやり方を事前に仕掛ける。結果、成功に近づく。そういうやり方です。
ゆっくりかも知れませんが、着実に目標に向かう事が分かる方法です。目標もって貯金することと一緒かも知れませんね。
福井