家計術・お金の管理

家計の見直しは、「〇〇費」から始めるべき

「家計がヤバイ!」

「気付いたら毎月トントンだった。」

「貯金ができない。」

こんな経験、したことある人は結構多いはず。しかも、何が原因か分からずに、ずるずるってことありますよね。

節約にしても、外出時は家電のコンセント抜くとかタイムセールのスーパーに駆け込むとか。

ちまちま節約しても続かない。いまいち効果があるのかも分からない。こういうパターンに陥るケースよくあります。

 

じゃあ、一体どうしたらいいの?

そんな疑問が聞こえてきそうなので、今回は簡単で、且つインパクトのある家計の見直しポイントをお伝えします。

まず、収入と支出のバランスがどうなっているのか把握が必要ですが、ここではあえて触れません。今回は見直しポイントだけに絞っていきます。

 

最初に見直すべき支出とは

 まず第一に、家計に様々な支出がある中で、

何から見直せばいいと思いますか?

 

食費、交際費、携帯代、、、
色々ありますね。

結論から言うと、一番見直すべきは「固定費」です。固定費って書くと難しそうですが、簡単です。一般的に大きいものから言うと、

・住居費

・保険料

・通信費

 

家計の中でこれら固定費の割合は、非常に高いです。足し上げると、支出の半分近くを占めるかも知れません。半分以上の人もいるでしょう。

どのぐらいインパクトあるか、それぞれ見てみましょう。

 

住居費

住居費とは、家に住むためにかかるお金です。ローンで家を買っていれば住宅ローン、家を借りていれば月々の家賃のことです。

購入派は、一般的にローンを組んで買う人がほとんどですよね。ローン組んじゃうと毎月の支払いは変わらないし、家計の見直しなんてできないんじゃ?と思われがちですが、

住宅ローンって、借り換えや金利交渉ができるって知っていますか?

 

まずは、住宅ローンの金利の違いで、どのぐらい支払い額に影響するか、みてみましょう。シミュレーションは分かりやすく、全期間固定の金利2%と1%を比べてみます。

<金利2%の場合>
借入金額:3,000万円
固定金利:2%
借入期間:35年

【月々の支払い額】99,379円
【利息分】11,739,109円
【総支払額】41,739,109円

 

<金利1%の場合>
借入金額:3,000万円
固定金利:1%
借入期間:35年

【月々の支払い額】84,686円
【利息分】5,567,998円
【総支払額】35,567,998円

 

なんと金利1%の違いで、月々の支払いが「14,693円」、

合計だと「6,171,111円」も違う事が分かりました。

※41,739,109円 - 35,567,998円 = 6,171,111円

 

このインパクトって大きくないですか?

月々の1万5千円も大きいですけど、35年でみると600万円以上も違うんです。
普通にかなりいい車買えちゃう金額ですよね。笑

あなたが住宅購入時に組んだローンより、現在の金利が1%以上も低い。且つ、ローンの完済まで10年以上あり、残高も1,000万円以上あれば借り換えや金利交渉のメリットが出やすいでしょう。

但し、借り換えには、諸費用がかかりますので、その辺の金額もシミュレーションに入れて決断してください。

一方、賃貸派の人ですが、家賃を下げる家計へのインパクトは想像し易いのではないでしょうか。

単純に、家賃月15万円の人が7万円の住居に引っ越したら、

月額8万円(年間96万円)の節約ですからね。
すごくインパクトあるでしょ?笑

 

「今住んでいるところから家賃下げてまで引っ越したくない。」

「生活レベル落としたくない。」

様々あるかも知れませんが、家計の見直しという点でこれほどのインパクトを持てる支出はありません。何を優先させるか、もう一度考えてみてもいいかも知れません。

 

保険料

保険にかけるお金は、家庭によってばらばらです。
毎月数千円の家庭もあれば、7~8万円を保険料として支払っている家庭もあります。保険の種類も、生命保険から医療保険、年金保険や学資保険などさまざま。

どの保険が自分に必要かは、年収や貯蓄額、家族構成などにより異なるため、一般的なプランを充てれば良いという話ではありません。各個人や家庭によって、どんな保障がいつ、いくら必要かをしっかり吟味しなければなりません。

この作業をしっかりやるか否かで、負担する保険料が大きく変わる可能性があります。

最近は「保険の見直し」という言葉も定着しているように、保険に加入する側も、保険料や保障内容をシビアに見るようになってきています。

しかし、それでも、保険の営業や窓口のトークに乗せられ、
本来の想定より余計な保険に加入してしまうケースがまだまだあるようです。

一度、加入した保険が本当に必要なものか、過剰な保障をかけていないかなど見直してみる事が大切です。それにより毎月数万円の負担が軽くなるのであれば、家計へのインパクトはかなりあります。

 

通信費

通信費って何?と思われるかも知れませんが、おそらくあなたが一番身近に使っているもの。。。そう、携帯電話やインターネット料金のことです。

ある家庭では、夫、妻、子供2人の計4人がスマホを持っていて、毎月4万円程度支払っており、、、さらに、ご自宅のインターネットは別のプロバイダと契約しているため、プラス7,000円かかっているそうです。

これって、結構高額だと思いませんか?

 

今って格安スマホとか、家族割引、データ容量を選べるなど、様々なメニューがありますよね。また、自宅のWi-fiも、携帯とセットで契約できたりします。

もしかすると、4万7千円の通信費を半額以下に抑えられるかも知れません。
それって毎月2万円以上もの節約で、年間20万円以上になります。

家族旅行に行けるぐらいの金額です。

 

ちなみに、私は仕事でスマホを電話としてよく使うので、キャリア(ドコモやソフトバンク、auなど)での契約のままですが、それでも改めてプランを見直しました。

余計なオプションを外し、古いプランから変更したことで、毎月約3,000円ほどの節約に成功しています。

おそらく一番、抵抗なく気軽にできる節約ではないかと思います。早速窓口にいくなり、ネットで調べるなりしてみてくださいね。

注意する点は、窓口担当の人がセットで販売するプランなどに気軽に乗っからないことです。決して、確認せずに追加加入などしないでくださいね。

後々、いざ解約したくなった時に「一定期間が過ぎないと解約できないプラン」だった、なんてことになったら残念な感じですからね。

保険と同様に、くれぐれもご注意を。

 

福井