中々貯金ができない… という人の話をよく聞きます。詳しく話を聞くと、毎月末の残高がわずかとのこと。巷でもよく聞く話なので驚かないかも知れませんが、改めて考えるとすごく不思議なんですよね。
だって、毎月「狙ったように」微妙に残高が残るわけですから。意図的にぎりぎりまで消費しているとしか考えられない。そう思ったので、そんな人でも簡単に続けられる貯蓄の方法を書いてみました。
「貯まればいいな」では、お金が貯まらない
「別に大きくマイナスになるわけでもなく、毎月末にわずかなお金だけが口座に残る。」こんなお話し、よく聞きます。
でもこれって、完全に「マイナスにだけはならないように、あるだけ使っちゃおう」っていうスタンスの結果なんです。この考えならまずお金は貯まらないでしょう。だって、残高が残らないように綺麗に使っちゃうわけだから。
この考えは「なんとなく、お金が貯まればいいな」と思っている人や「貯金ができないっ」て相談に来られる人に多いです。じゃあ、実際に貯金できている人は、何が違うのか。。。
最も大きな違いは、ある「習慣」を持っているかどうか。
「果たして、どんな習慣?」
さらに詳しく見てみましょう。
貯金に絶大な効果の「習慣」とは
「習慣」を変えるだけで、貯金ができるようになる?なんか、うさんくささ満載とか思っちゃダメですよ。私は、貯金に関してうまくいくかいかないかは、「習慣」こそすべてだと思ってます。どんな習慣かって?
私が信じる習慣は、たったひとつ。
収入 - 貯蓄 = 支出
何度もブログで書いていますが、収入からまずは貯蓄分を確保。残った分で生活(支出)する。そして、貯蓄に回したお金(口座)は決して手をつけない。これを毎月行いあなたの習慣にしてしまえばお金は貯まります。
何ヶ月、何年、何十年かにわたり、、、確実にお金は貯まっていきます。
金額の大小は人それぞれですが、これほどシンプルで着実な方法はありません。シンプルだからこそ、難しいのかも知れませんが。
コツは、、、あまり深く考えない事でしょうか。一度決めたら「機械的に」実践です。
貯金ができない人の習慣とは
一方、貯金ができない人は、できる人と逆の習慣をやってます。
式にすると、次の通り。
収入 - 支出 = 貯蓄
貯金できない人に多い習慣は、収入から月々の支払いと生活費(支出)を捻出し、残った分を貯蓄に回す習慣です。貯蓄が出来る人と逆の習慣ですね。貯蓄が先か支出が先か、だけです。
支出が先の習慣では、残るはずのお金が残らない可能性が高いです。
なぜかと言うと。あなたも経験しているも知れませんが「お金がある」と思っていると「まだ大丈夫」とか「今月ぐらいは」などと寛大になり、知らぬ間に使ってしまう、という事が起きやすくなります。
これは、無意識に判断してしまう場合もあるし、人によっては残高を見ないようにして、把握しながらも「まだ大丈夫」とやってしまうケースもあります。お金を扱うことに関して、感情や感覚が大きく作用してしまうんですね。
例えば、先程の例の続きだと
「今月ぐらい大丈夫。」
「ここで我慢したくない。」
「ストレス解消したい。」
「後輩に良く思われたい。」
などなど、もはや残高うんぬん関係なく感情が先走るんです。
このことは、お金の管理においては一番怖いこと。だから、このリスクを回避するために環境を変える。これが、事前に貯蓄を確保する「習慣」なのです。
とはいっても数万円貯蓄に回したら、毎月生活費がピンチなんだけどっ!!っていう人もいるかも知れませんね。
こういう場合は、毎月1万円でもいいです。いや、もっと言うと3,000円でもいい。まずは「少額でも貯金が毎月増えている」。この感覚を体感してみてください。この習慣がしっかり身についたら、貯金で悩むことが大きく減ります。ぜひ今日から始めてみてくださいね。
福井