保険の営業でも銀行の窓口でも、記事や広告、チラシでも、よく「ライフプラン」という言葉を見たり聞いたりしませんか?
そもそも「ライフプラン」ってどういう意味??って疑問を持っている方は結構多いのでは?と思っています。
「ライフプラン」とは!?
辞書やネットで調べると、「人生設計」と出てきます。
つまり、何歳で就職して結婚する。また、家庭を持ち家や車を買ったり。転職したり引っ越しをする・・・などというように、人生設計を時間軸に当てはめて計画することを指します。
もちろん「プラン」ですから、文字通り計画ですよ。自分のやんわりとしていた希望や目標を、具体的にしていく事が「ライフプラン」です。
しかし、我々ファイナンシャルプランナーの間では、ライフプランというと人生設計にお金の計画も混ぜ合わせたものを言う事が多いのですが、私は少し違った見方をしています。
ライフプランって結局お金の話でしょ?
よく「ライフプラン」というと、保険や投資信託の窓口で使われる事が多いため、「どうせ、お金の話がメインでしょ?」と思われがちですが。
本来は、お金の話抜きで、あなたが理想とする人生プランを立てる事が本質だと私は思っています。
一方で、あなた自身が作った将来の目標や理想(ライフプラン)に、我々のようなファイナンシャルプランナー(FP)が、お金に関するアドバイスや提案を通し肉付けする。
例えば「〇〇歳の時に、住宅購入の頭金で〇〇〇万円以上を必要になるかも知れません。だから、今から毎月このぐらいを貯金に回しましょう。」
「退職後にもらえる年金はこのぐらいです。年間〇〇〇万円不足するかも知れません。今から不足分の対策を考えましょう。」
などのようなアドバイスをして、プランにお金の肉付けをする。これが「ファイナンシャルプラン」です。私はそう定義しています。
ライフプランをより現実的なものにするために、ファイナンシャルプランがある。そんなイメージでしょうか。
お金のプランがないと、絵に描いた餅の人生設計になる可能性がありますからね。
FP(ファイナンシャルプランナー)って何する人!?
「ライフプラン=ファイナンシャルプラン」になっているのは、現実的な「お金」の計画も必須だよねっていう理由からです。
確かに、自分のプランが妄想ばかりで、全く実現できそうにないものだったら悲しいですよね。
そうならないために、人生設計にファイナンシャルプランを加えて、提案・実行支援するのが我々ファイナンシャルプランナーの仕事です。
そう、プランの提案だけじゃなく実行を後押しする仕事もしているんですよ。こっちの方が大事かも。
提案だけして実行のサポートがなかったら、立ち止まって進めなくなってしまうかも知れません。その背中を押してあげることにFPの価値があるんだと思います。
少しはFPの本質が理解されればいいんですけど。まだまだ「FP = 保険の人」のイメージが強いのが現状です。
ちょっとライフプランの話から脱線しちゃったけど、なんとなくお分かりいただけると嬉しです。