不動産投資について

【続き】過熱する不動産投資に潜む落とし穴 〜その③〜

30歳からの「とっても簡単」マネー塾、塾長の福井です!


今日は前回の続き、不動産投資の罠についてです!

最近の不動産投資の盛り上がりは、相続税対策を意識した人が増えたから、というお話しをしました。

しかし!

一方で、その「相続税対策」にフォーカスし過ぎるため、いつの間にか不動産投資の罠にハマる人がいるのです!


実は、それは、不動産を買う時から始まっています。

不動産会社は、「相続税対策」を売り文句に営業してきます!

例えば、ある営業は、

「あなたが持っている土地にアパートを建てれば、相続時にご家族の税負担が大幅に軽減されますよ!」

といった感じで、あなたが興味を持ちそうな部分をつついてくるでしょう。


もちろん、これは正解な部分もありますが、不動産投資を勧めるには不十分です!

本当は、不動産投資の「運営」の話しに重きを置かないとなりません。


まあ、売る側にはそんな義務はないでしょうが。。。

不動産会社は少しでも多く売るのが仕事ですから。


しかし、ここがすでに罠なのです。

不動産投資の本筋は、購入したアパート、マンションをきちんと運営できるかが最も大事なとこ!

それなのに、肝心の運営に関わる説明が足りない場合が多い!!

もっと言うと、足りないというより、担当者もアパート運営が詳しくない場合がある、ということ!

つまり、あなた自身が把握しなければならないことなのです!




アパート運営で大切なのは、空室をなくし、なるべく満室をキープし続けて収入と支出を管理する事です。

それには、大前提の「立地」はもちろんのこと、、、

さらに、近隣の賃貸需要、競合のアパート有無、駐車場の確保、間取りなど様々な条件を分析しなければなりません!

もちろん、あなたの財務状況の把握、予測もマストです!

あなたが地主で、且つ潤沢なキャッシュがあるならば、あまり心配はいらないかも知れませんが、、、

借り入れをして建設する場合、まず第一に家賃収入と融資の返済分を管理していかなければなりません!

さらには固定資産税はもちろんのこと、修繕費用、設備の故障、空室を持ちこたえる資金など、それらが発生する前提のシミュレーションまで行う必要があるのです。

ましてや、10年、20年すると、家賃も減額せざるを得ないかも知れない。

そういった肝の部分を何も知らずに不動産投資を始める人が多いです!

正直、私も最初はそうでした。

今思うと、もう少し勉強しておくべきだったなと思うところがたくさんあります。

結論を言うと、


不動産会社の「相続税」に関する営業トークに左右されて判断するだけではダメ!

「不動産投資をするという事は、一つの事業なんだ!」と思って始めてください!

相続税のために始めるのではありません!


不動産賃貸業をするために始めるのです!

以上が、相続税の話しから陥りやすい罠についてでした。

今日も最後までありがとうございました!

福井